皆様こんにちは、山中でございます。コロナも第二波に入ったようですね。折角のGO TOキャンペーンも心から楽しめない社会の空気。せめて、お天気だけでも快晴に。と思うのですが、今年は雨が多いです。受験生にとっては、心おきなく勉強に励める筈。そう切り替えてガンバリましょう。

 

さて、人気アイドル?グループ、TOKIO。ジャニーズ事務所から脱退。ジャニーズ事務所の系列会社を立ち上げるという報道がありました。長瀬君は、その会社には加わらず、個人で活動をするとか。

 

ワイドショーでは当たり前の、司会者やコメンテーターが寄ってたかって当事者を袋叩き。(笑) そんな光景はなく、いくつか観た番組は全て好意的コメント。事務所の力なのか? メンバーの人柄なのか?芸能に疎い私にはよく分かりませんが、あれだけ番組で取り上げられるということは国民的ニュースなのでしょうね。

 

コメンテーターがTOKIOメンバーを称賛する言葉の中で、最近は耳にしない言葉が入ってきました。「筋を通した立派な辞め方だった。」と。筋を通す。私の好きな言葉です。思い返せば小学低学年の頃から、同居していた明治生まれの祖母に、「物事にはな、筋というものがあるんよ。~~~」後に続く説教の前の枕詞として、さんざん聞かされて育った私。筋を通すという言葉、筋を通す生き方が好きなのです。

 

しかしながら近年、筋というものが忘れ去られたご時世になってしまった気がします。ひと昔前は、大成功する前の修行の中で、誰かしらから教えられ、その大切さを胸に刻んだリーダーが育った。近年は、グローバル化やITの進化により、筋という価値観を持たない若者が急増しているように思います。もちろん、その根っこが大きく違うので、そういった若者との議論はなかなか噛み合いません。(笑)

 

極端に個を尊重する結果なのか? 筋を通す大切さが忘れられてる昨今。国民的アイドルグループが筋を通す大切さを国民に伝え、視聴する方々が好意的に感じている。これは素晴らしいことではないか。そう感じました。

 

一方で世界情勢に目を向けた時、国際法などのルールは軍事力を手に無視する超大国。筋より国益が世界の常識。各国元首の顔ぶれ。思い出すだけでも海千山千のツワモノばかり。筋を通すを美としてきた日本人。世界と渡り合うのは大変だろうな~。なんて思う次第。軸をしっかり備えながらも、使い分けられるバランスが必要ですね。外交官ってスゴイ。