皆様こんにちは、山中でございます。日本列島を襲った大寒波の峠は越えたようですね。とはいえ、
まだまだ寒いですね。風邪が流行っているようです。インフルエンザでなくても高熱がでるみたいです。
受験生は充分にお気をつけくださいね。
 さて今日も、先日受講した勉強会より、鎌倉投信取締役、新井和宏氏のお話を紹介させていただき
ます。新井氏は住友信託銀行、バークレイズ・グローバル・インベスターズでファンドマネージャーとし
て数兆円を動かしていました。自身の大病とリーマンショックをきっかけに、信奉していた金融工学に
則った投資のあり方に疑問を持ち、2008年、志を同じくする仲間と、鎌倉投信㈱を創業。
 鎌倉投信については、その名を耳にされた方もいらっしゃるでしょう。番組名は忘れましたが、NHK
で唯一、投資会社として特集が組まれた稀有な会社です。NHKとしては最初で最後だと思う。番組担
当者もそう言っていたそうです。
 上がりそうな株を物色し、値上がりすれば売る。そうしたスタイルと一線を画す鎌倉投信。本当にいい
会社を応援するスタンス。大きい会社が良い会社ではない。お金があるから幸せではない。平均年収が
高いから幸せではない。ご自身の経験を例にだし、銀行の人は幸せそうではなかった。
 そんな新井氏が日本で一番大切にしたい会社として、伊那食品という会社を挙げられた。社員力の
違いに泣いたそうです。トヨタ自動車が目標とする田舎の小さな会社。トヨタ幹部が教えを乞うために
足を運ぶそうです。そのレベルの高さに、到底及ぶことができない。新井氏の涙の理由。
 いい会社とは、『当たり前のレベルの高さ』だそうです。「当たり前でしょ!」という言動が、当たり前で
はなく、指示命令で動かされるのではなく、社員自ら考え動く。統一された価値観。そして社員が幸せ
を感じ、会社を愛している。鎌倉投信はそんな会社に投資をしているのです。正に投資の王道。
 子供たちにも、聴かせたい!強く思った私。講演の依頼。すると、「基本的に子供たちへの講演は、
お断りしたことがありません!」との回答。こちらもご期待ください。規模の大小ではなく、本物が求めら
れる時代です。