皆様こんにちは、山中でございます。気が付けばもう七月四日。
早い、早すぎると感じるのは私だけでしょうか。思うように進ん
でいない事が多すぎて、少々消化不良気味。ま、こんな時もある。(笑)
さて、人の前でお話させていただく機会が多い私。最近、気が付
いたことがあります。と、いうより、以前から薄々分かっていた
ような気もします。
それは、学歴社会が作り出したものなのか?インプットで完結し
てしまう人が多い。知ってることが評価のポイントだと思っている
ようです。この傾向は子どもたちも同じです。
インプットには目的があり、目的を果たすために学ぶというインプ
ットが必要な筈。ですが、日本人の多くが大切な期間、テストで点
を取ることが目的でインプットをしてきたため、一番肝心な、インプ
ットした事を実践するというアウトプットができないのです。
そのような多くの人たちの特徴。知っていることがステイタスなので、
勉強熱心であり、学んだことを人に話すことが好き。なのですが、せ
っかくの知識を活かし、なにかを成し遂げることができない。
その理由として、私は日本の受験制度に大きな責任があると思います。
なんのために?学ぶのか?そこを考えさせず、机に座らせ、一方的に
授業を授け、生徒はそれを受け身で受領する。その授業の目的は、い
ったいなんだったのか?それは、テストの得点のため。
社会は違います。結果が求められます。知っていることに価値はあり
ません。あなたになにができるのか?です。良い話を聴いて満足した。
ではなく、良い話を聴いたからこそ、実践する。そういう教育が必要。
痛切に感じます。
参考までに森信三先生の書籍より
『「われわれ人間は実行しない限り、全然知らないのと同じだ」
これは王陽明という中国の哲人の教えですが、われわれ人間は、頭の
中でどんなに立派なことをいろいろ考えたとしても、実地にそれをや
らなかったら、それは夢まぼろしに過ぎないといってよいでしょう。』
ほんと、ここなんですよね。実践実行。