皆様こんにちは、山中でございます。昨日から東京へ来ております。今朝、大学生の長男がやけにゆっくりしているので、「学校ないの?」と、聞いてみると、「休み!」試験が終わった大学生。長期のお休みのようです。大学生の特権。この時間をどう使うのか。将来の成長に繋がりますね。羨ましい!(笑)

 

さて、来るべき大学入試改革を控え、巷でも『自分軸』『あなたは何者?』などという哲学的な問を耳にする機会が増えてまいりました。これも予想の範囲内。(笑)世界のトップ大学。入学を希望する学生に対して投げかける質問。外にばかり答えを求める傾向に対して、内に対する問いかけ。大切なこと。

 

経済の分野、教育の分野でも、トップグループから大きく引き離されている日本。企業においては株式時価総額の指標。教育に関しては世界の大学評価ランキングを見れば明らか。なのですが、多くの日本人がその事実を知らない。少し前の意識で、先進国だと思い込んでいる。そこが大問題。

 

大学入試改革を受け、各大学側も本気で名誉回復に動き出しています。時代に合わせた選定基準や教育プログラム。等々。ただ、あまり報道されていない事実。なぜ、ここまで日本に対する評価が一気に下降してしまったのか。こちらの方も大問題。

 

新たな発明や研究。そこを担う機関でもある大学。国を挙げて新分野の開発を応援するアメリカや中国に対し、大学や研究機関に対しての研究費を出し渋ってきた日本。そのつけが今、大学評価ランキングの低下。株式時価総額の低迷という結果に出ている気がします。なんでもかんでも『仕分け!』というパフォーマンスで切り捨てた結果。日本は世界から大きく後れを取ってしまいました。

 

『自分軸。あなた何者?』この問いは、それぞれに生きる目的を考えさせる問でもあると思います。人それぞれに答えはあるでしょうが、私くらいの齢になると、結局、なにを成すべきかではなく、何を残せるか。そこに行きつくようです。ご先祖様が連綿と繋いでくださった今の時代。更に良い形で次世代へ伝達伝承こそ、生きる目的のような気がしてきた今日この頃。(笑)