(ボランティア先のおじいさんと)

 

皆様こんにちは、山中でございます。1週間の出張から昨日、西宮に戻ってまいりました。今回の出張では、東京モーターショー他、多くの刺激をいただくことができました。中でも1泊2日で訪れた福島県。原点に立ち返ることができた貴重な時間でした。

 

そんな訳で、今日は福島県の現状について。ご存知のように、東日本大震災からの原発被害。ようやく立ち直ろうとしたタイミングで今回の台風被害。人さまに発信してる責任もあり、現地へ赴きました。

 

到着後、ホテルへ到着すると、友人の運営するNPO法人様から熱烈な歓迎を受けました。ホテルのロビーにて、私の名前入りの横断幕。(笑)『歓迎 福島県にようこそお越しくださいましてありがとうございます』と書かれた横断幕。ボランティアの為に訪れた私へ。友人からの手厚すぎるおもてなしの始まり。今日は紹介できませんが。感動でした。

 

翌朝、阿武隈急行線と言う各駅停車の列車にて、伊達市梁川という駅へ単身移動。すぐさま、ボランティアセンターへ直行。防塵マスクとゴム手袋、長くつ。をお借りして現場へ。私に与えられたお仕事は、老夫婦が暮らす家の庭。そこへ大量に積み上げられた廃棄物の撤去。3メートルの高さまで水に浸かった家。家財道具は全滅。おまけに、流されてきた流木等。老夫婦ではどうにもならない仕事です。

 

水に浸かった畳等は本当に重く持ちにくく、苦労しました。ですが、この家に割り当てられたボランティア。73歳のおばあさんと、もう一人おじいさん。(笑) 私が最年少の若手のホープ。ビックリでしょ。(笑) ゴミになってしまった思いで詰まった品。トラックに積み込み廃棄場へ処分。胸が痛みました。

 

それでも、老夫婦からの感謝の言葉。「お礼の手紙を書きたいから、住所教えてほしい。」もちろん辞退しましたが、SNSではなくお礼の手紙。この辺りも、じ~んと心に沁みました。

 

伊達政宗ゆかりの地。のどかな田舎の城下町。今はまるでゴーストタウンです。今回の台風。福島だけではありません。私は、久しぶりの力仕事で筋肉痛ではありますが、なぜか爽やかな気持ちになれました。元気をいただけました。ラグビーワールドカップにて、日本人は優しいとの評価を受けています。その優しさ、外国人だけでなく、同じ民族である日本で困っている人へ。向かってくれると嬉しいです。