皆様こんにちは、山中でございます。しばしの出張から戻り、久しぶりのブログ更新です。

 

さて、今回の出張、どこへ行っていたかというと、モンゴルの首都ウランバートル。皆様ご存知のとおり、お相撲さんが強いことで、その名を知られている方が多い国。また、歴史上では蒙古帝国が一世を風靡した時代。歴史で学びました。

 

世界一、標高が高い首都であるウランバートル。標高なんと1500メートル。冬である現在の気温は、氷点下30度前後。ですが、建物の中は、暖房が供給されており、暑いくらい。石炭で火力発電するため、昨年までは1メートル先も見えないくらいに空気が濁っていたそうです。今年からは、良い石炭に変えたとかで、空気はキレイと、現地の人のお話。でしたが、町中、建物の中の部屋まで石炭のニオイがこびりついています。(笑)

 

経済成長著しいモンゴル。1990年代初頭まで社会主義国。その後、民主化され現在に至ります。統計による平均年収は約30万程度とありますが、私の感じた印象では、それはないやろ!でした。日本なら、私も立ち寄らない高級ブランドのホテル。その中にあるレストランバーに集う多くの若者。ファッションもお洒落でした。

 

お話を聴かせていただいた、Jica(ジャイカ)モンゴル、日本人財開発センターの方からの情報。モンゴルの中学生の進路アンケートでは、大学進学は当たり前。進学先は国内ではなく、海外へ留学。就きたい仕事は社長業。1番の答えだそうです。向上心高いですね。最初から国内ではなく海外で学ぼうとしています。

 

それに合わせて、親たちの教育熱もかなり高く、小学校から私立へ行かせる。その授業料は年間300万円。そこまで高くなくとも、年間100万円の学費を普通の家庭も払っているとか。あれれ?平均年収と大きくかけ離れた授業料ですね。(笑)ちなみに、そこまで高い授業料の小学校。日本にはありません。(笑)

 

今回のモンゴル訪問にて、日本の国費で留学し、日本の企業で務められ、モンゴルで起業。今年、モンゴル市場で上場を果たし、現在株式評価額でモンゴル4位のトップと会談させていただけました。他、建設業の社長様には、運転手をしてもらえました。(笑)お二方とも、大阪大学、神戸大学で学ばれたそうです。40歳の社長さん、日本の援助で学び、モンゴル経済をけん引している。そんな姿が、子どもたちへ夢を与えているのでしょう。

 

大の親日国モンゴルですが、留学を希望先としては日本人気はそこまで高くはないそうです。やはり人気は中国。中国の国費奮発が半端なく、ここでもチャイナマネーはスゴイ影響力。そんな話を聴かせてもらっていたモンゴル滞在中、長男からライン。「留学、香港大学に決まりました。」喜ぶべきか?複雑な心境です。(笑)

 

世界の子どもたちが描くスケール。日本の子どもたちへ。少しでも伝えて行きたいですね。