皆様こんにちは、山中でございます。9日間に渡った家内の出張による不在。本日、ようやく解放されました。高校生の次男。なにか冷蔵庫にある物を食べてくれれば助かるのですが、帰宅が遅くなっても作ってくれるのを待っています。そんな訳で、ずっと親父クッキングでした。(笑)まあまだ、美味しいと食べてくれるのが救いです。大したものは作れないのですが。
さて、本日は12月6日。今年ももう残り少なくなってまいりました。年々、一年が過ぎるのが早く感じるのは私だけなのでしょうか。と、思うくらい、アッという間に一年が終わろうとしています。無駄多く過ごした一年という時間。まだまだ取り返せると思っていた若かりし頃。でしたが、今では焦りを感じます。
少し早いですが、この1年間を省み、かつ、これまでの人生の歩みを俯瞰してみると、日本という国が、というより日本人が大きく変化していることに気づきます。
ラグビーワールドカップ。日本に訪れた外国人。その多くが日本人は親切。日本は素晴らしい国。そんな印象を抱いてくださったそうです。が、実際は疑問を感じませんか。ひと昔前は、財布を落としても戻ってくるくらい、世界の常識から大きくかけ離れた日本の誇るべき常識が生きていました。
ここ数年蔓延る特殊詐欺。弱いお年寄りを騙してお金を取る。子どもの世界で一向に減らないいじめ。大人の社会では、わけわからないくらいのハラスメント。最近では、あおり運転等々。自分だけ良ければいいと思う個人主義。目に余ります。
戦後、なんでもかんでも欧米の価値観を受け入れ。欧米の価値観こそ正しい。そう思い込んで進んできた結果なのか。ふと立ち止まってみた時に、2679年続いている日本のおもてなし。それを為すための他者優先のおもいやりと配慮。これこそ、世界のお手本となるのではないか。私はそう思います。
今さえ良ければいい。今さえ凌げればいい。全体や次世代のことを後回しにした結果。日本人の倫理観は崩壊しつつあります。それこそが日本の財産であったのに。目に見える物に捉われ過ぎた戦後70数年。大切なものを無くしてしまいました。明治生まれの祖母がよく言っていた「お天道様は見ているよ。」は、死語です。(笑)
皆様も祖父母から伝承されている教えがあると思います。是非、家庭の中で伝えてください。ご先祖様から受け継いできた財産。後世に残していきましょう。さて、2020年。明るい年になることを願います。