皆様こんにちは、山中でございます。先週は福岡と東京にて学びの時間を取りました。テレビでよく見るコメンテーター方。政治家の方他。たくさんの最新情報を集めてまいりました。つくづく感じること。急速な時代の変化がもたらす世代間ギャップ。一気に進んだグローバル化からの閉塞感。複雑に糸が絡まり合った時代です。

 

さて、そんな時代の渦の中に生きている私。最近は自身の価値観について迷うことが多くなりました。昔から受け継がれて来た日本的価値観。現代の若者の中ではスタンダードとなった欧米型の価値観。どちらが正しいという答え。そもそも無いのでしょうが、次世代へ伝えて行くのに、どう伝えればよいのか?深く考えます。

 

礼儀や挨拶、服装、言葉遣い。所作などの立ち振る舞い。自分の事より他者を思いやり労わる。人の上に立つには豊かな人間力を備える必要があり、その力を得るには、類まれ無い忍耐力。我慢と辛抱を要する苦労の経験が必要不可欠であった。齢を重ねて現在、成功者と言われる方の多くが、「若い頃の苦労経験があったからこそ、今の私があるのです!」そう仰いますよね。

 

一方、ITや金融系の勉強会に集う若い社長さん方。ほとんどが20代から30前半。この年代になると、見事にその価値観は一変しています。スーツにネクタイという服装は皆無。礼儀正しい挨拶など必要なし。そう思っているのか、他者と自分からコミュニケーションを取ろうとする人は少数。反面、自己の利益に直結しそうな話なら、貪欲に講師へ質問する熱意。(笑) ここの層には、年長者を立てる文化はありません。(笑)

 

それでは、どちらのタイプがお金を稼いでるのでしょうか?そこだけにフォーカスすると、圧倒的に後者の若手経営者です。昔では考えられなかったことですが、会社を立ち上げる時から、数年で売却する前提。売却により、手にした資金を元手に新たな事業を創り、そしてまた数年で会社を売る。まるでゲーム感覚。社員は家族。社員の雇用は自分が借金してでも守らなければ!そんな発想はナンセンスのようです。(笑)

 

GAFAの出現が世界の価値観を大きく変えました。その波は日本の若者に大きな影響を与えています。年寄りの価値観こそが正しい。そう若者に押し付けるだけではダメな時代になってしまった。痛切に感じる昨今。(笑) 大切なのはバランス。年寄り世代も新しいものを学び、更に良い時代を後世へ渡すための努力。惜しんではなりませんね。

 

そんな忙しい時代を生きる私の目標。海の近くの田舎に移住。畑を耕し、海で魚貝を取り、自分で焼いた炭で調理して食べる。テレビは置かず、照明はランプ。インターネットは遮断してスローに生きること。毎日がキャンプのような生活。どなたかご一緒しませんか!(笑)