皆様こんにちは、山中でございます。ITの進化により便利になった反面、いろいろ複雑な問題も発生。サイバーテロ等、昔では考えられないことが起きる時代。弊社でもで、セキュリティ面の強化のついでにサイトを一新。私のブログもしばらくお休みしてましたが、本日久しぶりに更新。またいろいろ発信してまいります。
本日は関西地方では42年間続いている超ご長寿番組である『おはよう朝日』にて、SSゼミナールと瞬読が取り上げていただきました。早速、朝から多くのお問い合わせをいただいており、改めてテレビの力ってスゴイと実感。塾生の皆様で、まだ瞬読を体験していない生徒さん。この機会にぜひご体験くださいね。
さて、先日の9月14,15日、塾がお休みの時間を利用して、北海道は知床半島へ行ってまいりました。知床半島といえば世界自然遺産。手つかずの自然が残る日本が世界に誇る財産。なのですが、今回の旅は世界自然遺産はついで。大本命は北方領土と呼ばれる中のひとつ。国後島を見ること。
根室海峡側からは、すぐそこに見える島影。終戦のどさくさ時、ソ連が一方的に日ソ不可侵条約を破棄して進軍。樺太はじめ、北方四島を占領してしまいました。それから75年。未だに返還されていません。それどころか、根室海峡で漁をする漁船が拿捕される事件。そしてそれが外交カードに使われる。現実です。
関東や関西に住んでいると、北方領土問題に関しては無関心。そんな人が多いのでしょう。私もその中の一人でしたが、最近地図を見て、知床半島と国後島。どれくらいの距離感なのか?無性に気になり、長男を連れてゴートゥトラベル。天気予報の日本地図。よく見てください。日本地図の中には北方四島が必ずあります。
初日、大型観光船に乗り、オホーツク海側から知床半島先端へ。この日、天気予報では曇り時々雨でしたが、奇跡的に快晴。知床半島の向こう側にはっきりと国後島を見ることができました。船上から国後島までは40キロくらい。
二日目、もっと近づきたい私は知床峠を越えて羅臼へ。根室海峡側です。国後島へ行くツアーは無いので、ホエールウォッチングに申し込みました。(笑)初日と違い小型のクルーザー。天気はあいにくの雨。海は波が荒く、船上のコンデイションは最悪。(笑)昨日より近づいている筈なのですが、雨と霧により、ぼんやり島影を見られただけ。距離にして20キロくらいかな。
敗戦を受け入れ、武装解除した旧日本軍。無防備となった状態を待っていたかのようにソ連は南下。島々を占領して行ったのです。その時、ソ連兵によって行われた残虐行為の数々。とてもここでは書けません。
75年経過した現代。教科書もはっきりと伝えようとしない戦後数年間の日本。満州、朝鮮半島、台湾、樺太、他から日本国内へ。引揚る途中で無くなった人の数24万人。広島、長崎の原爆と東京の空襲合わせた死者数よりも多いという現実。あまり知られていませんよね。戦争が終わっているのに。日本へ還ろうとする途中で24万人が亡くなる。おかしな話です。
今、尖閣の問題が報道されない日はありません。戦後のどさくさで武力により占領されたわが国の領土。どうなっているのか。なぜなのか。考えていただけると嬉しいです。私の生きている時代には解決しないかもしれません。だからこそ、長男へ。「ここは日本の領土なんだよ。」そう伝える旅。次世代を生きる人たちが、いつか平和的に解決してくれることを祈ります。